長野電鉄・中野松川駅風ジオラマを作る
長野電鉄には魅力的な駅舎がいっぱいあります。
まぁ現地の人にとってはある意味ボロい駅舎とも言えるのですけど。
最近その駅舎が解体され簡素な駅舎になりつつあります。その中からダイソーで売っているコレクションケースに収まりそうな中野松川駅をそれっぽく作ってみました。
ケースは440円(税込み)のダイソーでは一番大きなものを使用しました。
まず、イメージするため、Googlemapを実寸(1/150)まで拡大して印刷し、ベースのイメージを行います。
加工しやすくするために今回もベースに同じくダイソーで売っているスチレンボードを使用します。
そこにKATOのフレキシブルレールを貼り付けます。
プラ板や厚紙・バルサ材を使って歩道部を1ミリかさ上げします。
ホームはグリーンマックスのローカルホームをカットし、駅舎はジオコレの駅A(外川駅風)を使用しました。
ちょっと駅舎としては形が違うのですが、そのまま使っても違和感はあまり感じません。
そのほか、スロープはバルサとプラ板で加工しました。砂利になる部分は茶色く塗っておきます。
駅前のトイレは津川のパーツを使って自作しました、線路にバラストを蒔きまして、土手部分はスチレンボードを重ねて傾斜を作りました。
砂利を蒔く前に細かいパーツ、看板や電話ボックスなどを配置します。また電車を置いてイメージしてみました。
砂利・雑草として2種類のターフを蒔きました。
また、駅へのアクセス歩道は塗装では無く実際の歩道の写真をそのままプリンターで紙に印刷したものを使いました。ちょっと実際より暗い感じに印刷されました。
駅舎を取り付け、樹木や植え込みを貼り付け、人間を固定します。中野松川駅は駅前に小学校があって朝夕は小学生の利用があるので、今回のジオラマにも主に小学生を使用しました。また、電車を降りてきた高校生を軽自動車が迎えに来るという田舎では定番の光景も再現。
完成したので、実物と比較してみました。
一部角度が斜めになっちゃっていますね、修正が必要そうです。
ホーム側からも。実物通り、トイレの裏側は白く、電話ボックス、電柱、観光案内板、継電箱、ベンチなどをもれなく配置。
実際に電車を置いてみました。引退したN3編成。行き先は湯田中のシールがあったので元のものから変更しています。実物と同じ(電車はN8ですが)。
収納するとこんな感じです。プロの方のように上手くはありませんが、雰囲気は十分出たと思います。
長野電鉄にはこの中野松川駅以外に、桐原・村山・桜沢・信濃竹原駅辺りはとても味のある良い駅舎ですよ。だいぶ老朽化しているので、いつ無くなってもおかしくありませんので訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに駅の待合室は変わっておりませんが、夜間瀬・上条の二駅はボットン便所が水洗トイレに更新されていますので。