ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

とうとう来たか、長野電鉄来春減便

報道によると長野電鉄は来春のダイヤ改正で大幅な減便を実施するようです。

始発の繰り下げ、終電の繰り上げ、特急の減便等、さらには日中も須坂止まりの電車などで減る可能性もあるようです。

首都圏は定期乗車はかなり戻りつつあるようですが、地方では定期外乗車(要は観光客)が大幅に減少していて、特に特急は空気輸送のような状態に陥っています。

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特に春先の乗車は9割減で大打撃にと書かれていますが、これって長野県自体がよその人は来ないでねって言ってたんだからこうなることは今更言うことでも無いと思うけど・・・。

私自身が感じることは長電は上田電鉄よりも何とか収入を増やそうという意気込みを感じないんですよ。もともと最近はインバウンドに支えられて収入を伸ばしていただけに、そのインバウンドはもう以前のように戻ることは年単位で先になりそうなので、国内旅行者を増やす努力を県や山ノ内町なんかとタックを組んでやるべきだと思うのですが、未だ、コロナが怖いからあまり来て欲しくないなぁという雰囲気が出ているので、それを払拭しないと。

この間、長電に乗ったときに思ったのがマスクをしていない人がかなりいたこと。しかも高齢の人が結構していないんですよね。たしかに患者は首都圏に比べて少ないから油断しちゃっているんだろうけど、増えたときに東京から人が来たからだと言うのはこの状態じゃちょっと違うんじゃ無いのかな?って感じました。

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さて減便については詳細はこれから検討するようですが、特急は今、約90分間隔程度で運行されていますが、これが120分間隔以上になると、1編成で間に合ってしまう状態になってしまいます。

そうなると現在4編成ある特急は大幅に遊んでしまい、維持費がかかってしまいます。手放すと言うことも念頭にあるのでしょうか?

そうなった場合に車齢は高いけど観光客には人気のある1000系ゆけむりと比較的新しく通勤にも使いやすい2100系スノーモンキーとどっちが対象になるのかでしょうね。

また、始発電車が繰り下がってしまうと、夜行バスで長野を訪れたときに改札があくまで、どこかで待っていなくてはならない時間が延びてしまいます。終電時間帯はあまり使うことは無いので(これは通勤利用者も減っているでしょうし)繰り上げは仕方が無いかも。

長野駅前に24時間オープンの牛丼屋とかが無いのが困ったもんです。現状高速バスのほうはすでに減便しちゃっているので、高速バスでの訪問すら行きづらい状況ですが・・・。

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そしてもう一つ懸念されるのがあと3編制導入予定だった03系の購入が頓挫しないかと言うこと。

減便によって3編成もいらないと言うことになるかもしれませんし、収入が減っているので3編成も買えなくなってしまったと言うこともあるかもしれません。

3500系は老朽化がかなり進行しています。老朽化した車輌をいつまでも使い続けるのは鉄道ファンからしたらありがたいのですが、地元の利用者にとっては決して良いことではありません。それが原因で乗らなくなることもありますから、計画は進めざるを得ないでしょう。

減便については、JR北海道のような過疎ダイヤになる訳では無いですが、あまり減ってしまうと撮り鉄からしても乗って撮るという時間が無くなって、車で来て撮るだけ撮って帰っていくという人が増えてしまうと思います。それを少しでも防ぐために、もう少しグッズなんかも充実して欲しいですね。カレンダーとか制作費もあまりかからないと思うので、そういう日常使えるものをもっと作って欲しいです。ただ、現在販売チャンネルがネットで売るか駅で売るしか無いのが、なかなか衝動買いに繋がらないのでたくさん売れることは難しいかもしれないです。