箱根土産の鉄コレ、モハ2とともに
先日箱根に撮影行行ったついでに、売れ残っていた鉄コレのモハ2形を買ってきました。
モハ2形金太郎塗装はmodemoでもすでに発売になっているのですが、現在入手困難(オクで3倍近い値段)なこともあり2000形を2種そろえた今、何となく欲しくなってしまい購入です。
以前買っておいた箱根登山バスとともに。
よく出来ています、MODEMO製品よりオレンジの色がだいぶ濃いのでMODEMOのモハ1形と併結させるとかなり違和感があります。色だけではありませんが、好みは分かれるところでしょう。
鉄コレ製品の一番NGなところは連結側に水タンクが無いことです。ただしアーノルドカプラーでの連結であるためスーパーミニカーブやR140のS字ポイントも苦も無く通過できます。
所有している車両はこのように展示しています。
最前列の鉄コレ、モハ2形が一番色が濃いです、その左側の鉄コレ、モハ3形の方が若干色が明るいです。同じメーカーの車両な訳ですからもう少し色を合わせて欲しいですね。
なお、鉄コレのモハ3形の連結器は両方ともダミーなのでいずれにも水タンクが付いていますが、連結させるためには外さなければなりません。またボディ一体型TNカプラーの取り付けは出来ませんのでカプラーポケットに付けるタイプのみ可能です。ただしこれによってS字ポイントなども問題なく通過できます。
では他のメーカーの物はどうでしょうか?ちょっと試してみました。
まずはグリーンマックスのモハ1・2キット。とは言っても下回りはTOMIXのベルニナ動力ですが。
これはだいぶ前に買った未塗装キット、塗装が大変だったので緑一色にしてしまいました。
やっぱり問題ありませんでした。ただし古い設計なのでモーター音がかなり気になります。
また、連結面に水タンクはありません。
次にMODEMOのモハ2形。何とかギリギリ通過しましたが、何度か往復させると数回に1回くらいトレーラー車が脱線します。
最後に今月買ったばかりのMODEMO2000形レーティッシュ塗装車。
こちらは残念な結果に、通過時にほぼすべてにわたって脱線します。
上の写真では判りにくいのでアップにしますと、
T車側の台車が完全に浮き上がってしまっています。この原因ですが、カプラーの首振り角度が少ないことが原因です。
ベルニナ動力、モハ1形、2000形をひねった状態で上から見てみますと。
ベルニナ動力のグリーンマックス製品は車両同士がくっつくくらい連結面が可動します。
MODEMOのモハ1形もそれに近いくらい可動しています。
ところがMODEMOの2000形は上から連結器が見えるくらいまでしか首振りをしません。これがS字を通過できない原因です。
RM MODELS関連書籍で箱根登山鉄道のレイアウトが載っていますが、この当時はもちろん2000形は発売になっておりませんし、紹介されているレイアウトは通常運転ではS字区間が無いので、これを見て自分なりのレイアウトを考えていらっしゃる方がおりましたら、注意が必要でしょう。
ただしR140のポイントが駅構内用に使えないとなると次に急なポイントがKATOのR481となってしまい、小型レイアウトの作成は厳しくなると思われます。
TOMIXにP177を作ってもらうか?KATOのユニトラムP180の単線単独発売を願うかと言うことになるでしょう。
ただしKATO製品の場合、極小カーブは45度の物しかありませんので汎用性は低いですね。あとはフレキシブルレールを使うしかなさそうです。
それまではせっかくそろえた車両たちも展示だけということになりそうです。