ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

箱根登山鉄道を堪能する その2

ブルートレイン「あけぼの」ラストランが非常に残念です、いつか乗ろうと思いつつも割引フリーキップがが無くなって二の足を踏んでいるうちに廃止となってしまいました。 JRは特急にも乗り放題のフリーキップをことごとく無くし、気軽に遠くに行くことが出来なくなってしまいました。 以前はぐるり北海道フリーキップを使って道内の特急に乗りまくったこともあったのですが、どのキップも乗車券のみフリーで特急券は正規運賃ね、では売れないですよ、いや、きっと売る気なんて無いのかもしれません。 乗車券だけフリーの割には遠くに行く鈍行列車はもう皆無ですし、夜行列車もこうやって消えて行き、残るブルートレインは「北斗星」のみ、北斗星北海道新幹線開業時には「はまなす」ともども廃止になる噂もあり、儲かる新幹線(儲からない平行在来線を切れるという利点もあり)だけやりたいと言うことなんですね、まぁ民間企業なら仕方が無いのでしょう。国鉄だったら廃止にならなかったと思います。また、JRが分社化されたために西へ行く列車も熱海でほぼすべて分断、しかもその乗り継ぎの悪さと来たら、どうぞバスを使ってくださいと言わんばかりのダイヤです。かといってバスは・・・最近の大事故頻発の状況からみたら使うのをためらってしまいます。 ということでここ最近はJR部分を車を使い、現地でローカル私鉄に乗ると言うパターンが多かったのですが、ここに来てETCの割引の廃止が私のローカル線探訪の意欲を大きく削いでしまいます。 ということもあり、ここ最近はうちから近くJRに乗らなくても行ける江ノ電箱根登山鉄道を訪問することが増えてきました。 さて本日はその箱根登山鉄道の前回お見せできなかった区間の写真を掲載したいと思います。 まずは入生田の車庫を出てきた1000形、回送表示で箱根湯本へ去って行きました。
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もう少し車庫から出てくるところがとれれば良かったのですが、駅を出て駅回りや車庫回りの撮影をしていたところ出てきたため、ここで撮るのが精一杯でした。箱根登山鉄道江ノ電と違って撮影しやすい場所が少ないですね。車庫でも道路工事をしていて撮りにくかったです。 さて、この回送電車が行った後に、その次に来る普通電車に乗り湯本へ向かいます。 すると先ほどの回送電車が4番線にまだ止まっていました。
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このままモハ2形に乗ろうかどうか迷いましたが、モハ2形の車内が非常に混んでいたので、これをスルーして1000形の入れ替えを見ることにしました。とは言ってもこの駅の強羅よりは大きく左にカーブしておりますので、ポイントの先は駅の中からは全く見えません。 さて、入れ替えで4番線から3番線に移動してきた1000形に乗って山を目指します。PASMOが使えるようになったので、どこまで行くかまだ決めておりませんでしたがとりあえず小涌谷駅まで向かいました。 小涌谷駅では1本前に出発したモハ2形が戻ってきました。
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小涌谷駅、初めて下車しました。地図も持っていないぶらり旅、駅の写真を何枚か撮っていると気さくな駅員さんに話しかけられて、少しだけお話をさせて頂きました。潤沢に時間があればもう少し話をしたいところですが、ここから宮ノ下駅まで歩くことにし、なおかつ次に来る列車がモハ1の吊り掛け車両であるためにそれに間に合わせるように宮ノ下駅まで下らなければなりませんので、そそくさと出発しました。 駅は先月の雪の時に屋根がやられてしまったそうです。
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地図は無くとも1号線を下れば良いわけで、箱根駅伝で有名になった踏切を渡ったところ、すぐにハイキング道のような近道があったので、そちらを選択しました。下り坂には落ち葉が堆積し濡れていて滑りそうで怖かったです。また所々大雪の影響と思われる倒木があり道をふさいでいました。
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20分楽歩いたかな?ようやく宮ノ下駅に着きました。途中案内看板があって、それによると線路沿いに歩くことが出来るような道が記載されていましたが、いざ歩き始めると、これって道?それとも民家に入るアプローチ?と幅1メートルも無い路地のようなところをクネクネと歩いたら結局途中で国道1号に出てしまいました。
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駅で電車を待っていると、先にやってきたのは下り強羅行きの2000形。鉄道マニアでなくても電車を撮ってしまうのはそれだけ撮る魅力があるからでしょうね。
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その後、登りの湯本行きモハ1形がやってきました。
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次に上大平台信号所に向かいました。気になっていた場所です、どうやって行くのかな?と旧道を散策しているとありました、岩で封鎖された畦道。ここを少し下ると信号所が目の前に現れます。 金網がありホーム自体に入ることは出来ませんが、金網には他の撮影者がやったと思われる破壊の跡があり、あちこちに穴が開いています。
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辺りにも倒木が散乱しており足場はかなり悪い状態でした。やってきたのは2000形グレーシャエクスプレスとモハ2形。2両編成と3両編成で停止位置が異なっています。これは出発信号に合わせているからでしょう。
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この次の交換は一つ下の大平台駅で行われました。従って次にやってきたのは上りの2000形2両編成です。
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そして大平台駅で交換した下り列車が1000形です。こちらは出発し登坂するところを撮影しました。
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ここでの撮影ですが、奥の分かれるところを撮ろうと思うと400ミリ程度の超望遠が必要ですが、一番手前の停止位置を撮ろうと思うと金網が写らないような場所で撮る場合は17ミリでも収まらないかもしれません。 さて、この次に上りでやってきたのはモハ2形金太郎。この時点で望遠レンズに交換していますので、もう手前の写真は撮ることが出来なくなっています。
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下り電車モハ1形、旧型車両ほぼ同時入線!やったー見られた。
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最後に下っていく金太郎。前での写真と見比べて頂くと上り下りが大きいことが判ります。
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この場所で撮っていて思ったのはやはり今使っているデジイチAPS-Cサイズであるために焦点距離が1.6倍になってしまい引いて撮る時に画面に入りきらないことがままあり、今は、超広角レンズ(12ミリ程度)を買うか、フルサイズのデジイチを買うかと言うところに行き着いてしまいます。しかしながら来月から消費税が上がり気軽に出かけられるかどうかも検討しながら、今はまだ買わない。様子見をしようと思いながら上大平台信号所を後にしました。