ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

雪の江ノ電を撮る 後編

極楽寺稲村ヶ崎間の併用軌道部での撮影後、稲村ヶ崎駅へ向かいました。 この段階でかなり雪が強くなってきて道路を歩くのも滑りそうで怖い状態になってきていました。 ここから鎌倉駅へ向かうことにしました。やってきたのは2000形+1000形の4両編成。
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藤沢行きも2000形の単行車でした。
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いずれの車両もかなり空いていますが、さすがに4両編成となるとシートのかなり空いておりまして、座り放題の状態でした。ただ、半年前の台風による部分運休の時よりは乗っていたかなと思いました。 江ノ電の場合は部分運休でもつらいですよね。 さてこの4両編成の車両で鎌倉へ向かいます。到着すると藤沢行きのホームも数えられるくらいしかお客さんがいません。普段の土曜であれば長蛇の列なのですが。鎌倉駅のカエルも雪をかぶり、凍えながら電車を見送っていました。
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駅横の「えの田」も雪に埋もれています。
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一端駅を出て駅周りの雪景色でも撮ろうかと思いましたが、ここまで雪まみれで体が冷え切っておりまして、だんだんと動き回る元気がなくなってきていました。駅を出るのをやめて、構内の土産物屋で大仏チョコを買って、昼食を取るために江ノ島駅方面に戻ることにしました。 ちょうど300形が来たのでこれに乗って行くことにします。
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昼食の前に鎌倉高校前駅で少し取ろうかと、下車しました。300形と江ノ島を取ろうと思ったのですが・・・江ノ島は全く見えませんでした。
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134号線も全然車走っていませんね。吹きさらしでとても寒く、屋根はあっても雪は吹き込んできます、とてもじゃありませんが寒くてここでの撮影は無理だと思い、すぐ次の電車で移動することにしました。 確か併用軌道上に食事処がいくつかあったと思うので、腰越まで1駅電車に乗りました。 500形です。駅を降りて1枚。
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暖かい綿でも食べたいと思い、併用軌道上を江ノ島方面へ歩きましたが、何てこったラーメン屋もそば屋も「本日休業」の張り紙、やっていません。結局江ノ島駅まで着いてしまいました。 どうしようかなと思いましたが、もうこれは藤沢駅に行くしかなさそう。江ノ島駅から再度江ノ電に乗車。 やってきたのは20形+10形と最初に乗った車両なので20形の方に乗車しました。
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もはや藤沢駅でも屋根のあるところから外れて食事を取りに行くのが億劫になってしまったので、JR藤沢駅横の立ち食いそば屋で済ましてしまいました。天そば450円は少し高めです。で、JRの駅をちょっとのぞいてみると。
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この写真では見えづらいですかね、東海道線は30~40分遅れ、湘南新宿ラインは1時間ほど遅れていました。 まぁ動いているだけマシですけど。 さて再度撮影を行うために江ノ電藤沢駅に戻ります。やってきたのは1200形+2000形。
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車窓もどんどんと白くなっています、鵠沼駅でやってきた300形対向車両はうっすらとしか見えません。
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江ノ島駅で下車し、再度、併用軌道へ向かいました。午前中よりも同士が増えております。5~6人くらいいたと思います。20形、写真では判りませんが、この状態で止まっています。雪がかなり積もってきており、車が寄りきらないため、電車とぎりぎりになってしまっていること、車が滑りやすくなっていることが原因と思われます。
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しばらくして動き出し電車は江ノ島駅へ去って行きました。普段はあぁ10形か位にしか思わない電車ですが、こうして雪にまみれている10形は何か良いですね、個人的には雪が一番似合うように思いました。
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ここで約12分毎にやってくる電車を待つのに休業している店の屋根の下で過ごしているのですが、ここにいても風で雪が吹き込んで数分で雪まみれになってしまいます。しかも道路上を横断しようものなら人が滑って転ぶか、車がスリップして引かれちゃうかと危ない状態になってきています。 線路の上は滑る!なのに車はスピード出しすぎですよ。時間は13:30を過ぎていますが、昼食で鋭気を養ったつもりでしたが、もう体が震えてきております、何かスキーをしているときより寒いです。 とここでやってきたのは300形。
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だいぶ風も吹いてきておりまして、傘はお猪口になってしまい、体力も消耗。ここいらで撤退することにしました。 本当なら電車が雪で止まって、運転見合わせの看板でも撮ってから帰りたかったのですが、限界です。 すぐ近くに車が止めてあったので駐車場に戻り、帰路につきました。 帰りは登り坂を通らなければなりません。が、特に問題はありません・・・と書きたかったのですが、途中、駐車場から車がスリップして飛び出してきてあわやでした。急ハンドルにより私の車は対向車線にスリップしましたが、対向車も無く、スピンすることも無かったので事故を逃れました。結局うちまで1時間半もかかってしまいましたが、うちに着いて江ノ電が止まったことを知った次第です。