ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

減便前に銚子電鉄に乗りに行く

とうとう?銚子電鉄が自主再建を断念し、1001形の整備費用の捻出も出来なくなり、結果として11月21日より減便となり、日中約90分おきという利便性の無くなる状態となってしまうことから、久しぶりに銚子電鉄に乗りに行ってきました。 本来であれば、前回の高崎のように鉄道利用で行きたいところですが、すでにJR側は銚子電鉄以前に過疎路線となっており容易に行ける本数で無いこと、銚電乗車を終えた後に観光するには車が無いと難しいことから往復には乗用車を使いました。 それにしても車で行くにしても銚子は遠いです。我が家から4時間。長野に行くのと同じ時間がかかります。 その原因は東金インターを降りてからのアクセスの悪さです。これは佐原インターを降りてからも同様です。 とにかく国道は信号が多い、その信号にかなりの数引っかかり平均時速20キロ程度でしか動けないので、電車で行くのも車で行くのも僻地になっています。これが銚子の寂れ感をだす原因の一つになっていると思います。 今回は費用を抑えるためにアクアラインの使用もやめ首都高→東関道→東金道とつかい、その先の銚子連絡道は高いので使うのを辞めます。ここで浮いた金を銚子電鉄に貢ぐわけです。 さて126号線をひたすら東に進むと銚子駅です。ここで車を止めて、銚子から電車に乗らず歩いて仲ノ町駅へ向かいます。目的の一つはその間にある踏切から銚子駅をのぞき込むこと。 ちょうど1002の旧丸ノ内線カラーが209系とともにホームに泊まっていました。
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その反対側、昔、銚子漁港へ伸びていた貨物線の名残。その先はすでに住宅になっていますが。
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ここから5分も歩けば仲ノ町駅に到着します。駅の周囲に従業員用と思われる車が多々止められていることと、前の道が狭いことから駅舎の全貌が撮りにくい構造となっています。
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駅舎を撮った後に道路側から車庫をのぞき込みます。デキ3は黒い塗装に再び戻され、集電機がビューゲルからポールに交換されています。
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この銚子電鉄は今回で4回目の訪問になりますが、実は車庫の見学を一度もしたことが無かったので、今回初めて見学をすることにしました。この駅で1日乗車券と入場券を購入します。車庫の見学には入場券が必要となります。この入場券は記念に持ち帰ることが出来ます。 早速車庫へ・・・その前に道路から1枚。先ほどの1002号は外川へ向けて去って行ってしまっています。
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さぁ、車庫へ足を踏み入れます。鉄道の車庫に祭り以外で入るのはトイレを借りるために入った上田電鉄下之郷車庫以来です。(現在トイレが駅外に設置されたので現在は入れないはずです)さらに遡ると中学生の時に訪れた熊本市電の車庫以来。このときは親切な運転士さんが案内をしてくれました。 車庫の中央には休憩所のような建物があります。もちろん従業員の方用だと思いますが、ここに座ってボーッと車庫を眺めているだけで1時間は過ごせると思います。朽ち果てた部品に紛れて、ぼろぼろになった原チャリが1台。
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これより先は立ち入り禁止です。ここを左に曲がってデキを見に行きます。
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デキ3と整備を開始した(開始できた)?1001号。台車がありません。
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デキ3を反対側から。奥は、入れ替えが始まる2000系。
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列車の洗浄機です。1本タイプ。
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車庫建屋です。この角度から撮らないと、なかにトラックが止まっている物で。
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途中本線上に電車が来たので、並びも撮影できました。 2000系同士の並び。
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この後、京王カラーが動き出します。そこへ1002号がやってきて。
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車両交換ですね。乗客が駅にすべて降りています。そして向こうから京王カラーがやってきました。
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ぎりぎりで停車、降りた乗客を飲み込み、銚子駅へ去って行きました。このようなシーンを見られたのはラッキーでした。江ノ電江ノ島駅での切り離し作業以来です。
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そして役目を終えた1002号は留置線へ。いや、ちょっと待てよ、これでは今日は1000系に乗れないでは無いか・・・これをラッキーといえるのか?夏にはあまり乗りたくない非冷房車、だからこそこういう時期に乗りたかったな。
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こうして仲ノ町駅に1時間半ほど滞在し、次なる場所へ向かいます。ちょっと掲載数が増えたので、残りは次回に繰り越します。次回は外川駅からスタートです。