ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

江ノ電タンコロ祭り2013+α

昨日と今日、江ノ電極楽寺車庫で毎年恒例のタンコロ祭りが行われています。 昨日早速出かけてきましたので報告します。 藤沢駅で1日乗車券のりおりくんを購入しホームで電車を待っていたら現れた車両は305形。 ラッキーというか、これで会場での展示は別の車両かと思うか、とはいいつつも1枚撮っておきました。
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木の床である305形は今回展示されているタンコロを彷彿させる車両ですが、あちこち改造を受けて当初の姿からだいぶ変わっています。しかしながら旧500形なきあと、この305形のみが旧来の江ノ電を伝える車両となっており、いつまで残るか判りませんが、箱根登山鉄道のモハ1共々いつまでも使い続けて欲しい物です。 さて、極楽寺の駅につきまして、この祭りを目的としている家族連れがどっと下車していき最後に駅を出て、とりあえず駅舎を撮っておきます。いつ行っても変わらずに残ってくれている駅舎。関東の駅100選に選ばれているすばらしい駅舎です。
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いつもより開催が遅れており、日の高さが低いこともあり陰がつきやすい状態です。 いざ、会場へ入場します。まだ10時を少し過ぎただけにもかかわらず、かなりの数の家族連れ&廃品購入の長い列。江ノ電は一応鉄道の扱いを受けていますが、車庫の大きさから見ても軌道と言っても良いかもしれません。それくらい会場は狭いです。にもかかわらず、線路側は以前より手前側でポールにて仕切られておりまして、タンコロを少し離れて撮るなんてことは出来ませんでした。 手持ちの一番ワイドな広角で撮影しました。
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フラッシュをたいておけば良かった。陰がかなり気になります。 車内の運転台を見てみると、この角度からだとまんま路面電車ですね。
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内装は木の床です。イスと言い、車内灯といい、網棚といい、とても味のある車内。せっかく動ける車両なので保安装置付けて本線上を走る姿を見たい物です。
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そして毎度見るたびに悲しくなってしまう、カットされた500形。宝くじでも当ててこの状態で手に入れて我が家の壁にジョイントしてみたいと妄想します。
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そして今回タンコロとともに置かれていた車両は1000形「えのんくん」号。いつもはこの車両が休憩場として使われるのですが、今回はプラレールの運転場になっていました。しかも撮影できる状態では無い立ち入り禁止のポールの位置。
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会場はかなり賑わっています。グッズも飛ぶように売れているようでした。
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会場にはカールおじさんも現れ、子供にカールを配っておりました。
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先ほど展示車が休憩所になっていないと申し上げましたが、今回の休憩所はなんと電車庫の中でした。 中では軽食や弁当が販売されていたほか塗り絵コーナーなどもありました。 ここで大船軒の鰺の押し寿司とタンコロ記念弁当を購入(後ほど紹介します)。まだ昼にも全然早いので。
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会場の奥の電車庫には1000形2編成(4両)が留置されているのが見えました。 さて会場に現れてまだ30分ほどですが、すでにすべてを見尽くしたと思ったので会場を後にしました。このあと、あちこち撮り歩くことにしました。順を追って紹介します。 まずは極楽寺車庫横の踏切です。ここで撮っている人はあまりいませんね。
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次は極楽寺稲村ヶ崎間の併用軌道っぽいところ。ここは撮影者の多いスポットです。
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線路の向こうの家は線路と崖に挟まれていますので、家に帰るためには線路を渡らねばいけません。車庫に入るところには渡り板が作られています。もちろん遮断機も警報器もありません。この場所での撮影はやっぱりタンコロが一番似合うなぁっていつも思います。
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次は稲村ヶ崎七里ヶ浜間のこちらも併用軌道っぽいところですが、こちらはガードレールがあります。道がかなり狭くなっており撮影には注意が必要です。
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ここから富士山を連発。同じく稲村ヶ崎七里ヶ浜間、江ノ電が最初に海に出るところです。江ノ電最大の撮影ポイントと言っても良いでしょう。ただし道がとんでもなく狭く、しかもこの道が渋滞時の抜け道になっているので頻繁に車が通ります。後ろ側から来るので撮影に夢中になると事故に遭ってしまいますので最大限の注意が必要です。途中、タクシーや郵便バイクなんかも通りましたが列車が来ると手前で待っていてくれます。そうで無い、地元の人たちはきっと邪魔だなぁってひき殺したろかと思っているでしょうね。
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ホント、三ナンバーの車とか特にハイエースのような車が来ると怖いくらいぎりぎりです。民家の玄関口に非難です。
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奥の134号線は恒例の大渋滞。
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粘っていたら305形がやってきました。これが撮りたかった。
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同業者たち。彼らの位置だと富士山は撮っていませんね。単純にストレートの江ノ電を撮っていた物と思われます。望遠だし。
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いったん稲村ヶ崎駅に戻ります。本日2度目の乗車はこの車両。吊りかけ駆動の1000形車両。
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江ノ島駅に向かいます。ここには室内の待合室があり、隅っこに座ると目立ちにくいのでここで先ほど購入した弁当を頂きました。食したのは鰺の押し寿司。
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昼食を終え、江ノ島駅で数枚撮影。またまた305が来たので撮影したのですが、夏至も近く日が低いので陰がスーっと。ここでの撮影は夏の方が良いでしょう。
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駅を出て併用軌道を見に行きました。車の往来が多く、下手に道路に出て撮影すると危険です。また、踏切の警報音も鳴っているのに止まらない車が多く、いつ事故が起きても不思議ではありません。
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江ノ電一の急カーブを通過する1000形、クリニックが・・・反射。
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腰越駅を飛び出す2000形、ここも警報音は鳴りますが、知らない人が車で通過すると危ないポイント。神戸橋の信号で待つときはかなり左に寄っていないと電車が通過できなくなります。
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そして江ノ電が唯一まもる道路信号、神戸橋交差点の信号を通過する新500形。
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腰越から3度目の江ノ電乗車、今撮影した新500形に乗車し鎌倉へ向かいました。 鎌倉駅脇に「えの田」って・・・シャレ?
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カエルがトナカイに・・・これもシャレ?
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いったん駅を出て鎌倉駅でお茶をし休憩しました。再び駅に戻るとまたまた305形がやってきました。クリスマスツリーのバックに。
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ということで4本目の乗車は今日2回目の305形です。これで鎌倉高校前駅まで乗車。 駅に着き、電車を降りて速攻で今乗ってきた305形と江ノ島を撮影、134号上にシエンタが。
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駅を出て日坂の踏切を通過する江ノ電を撮ろうと思ったのですが、車が多くて撮影が困難でした。 しかも冷たい風が強くてブルブル震えながら電車を待ちました。
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ここでの撮影を諦めて駅へのアプローチ道路上から江ノ電江ノ島を撮影します。 まずは10形、やっぱり車が映り込んじゃいます。
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そして先ほど乗ってきた305形が戻ってきました。
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ここであわやというシーンに遭遇。
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日坂方面から来た車が134号に合流しようと踏切上に入ったのですが、道路が混んでいて入れません、ここで踏切が鳴って遮断機が閉まってきたのですが、誰も道を譲ってくれません。きっとドライバーも焦っていたでしょうね。何とか間一髪、134号に出ていきました。見通しの良い場所なので電車が衝突することは無いとは思いますが、遅延や運休の恐れもあっただけに、ドライバーには交通ルールを守って欲しい物です。踏切内は駐車も停車も禁止です。踏切の手前で道路が空くのを待つのが鉄則でしょうね。 鎌倉高校前駅に戻りました。ちょうど駅で面白い写真を撮っている人がいたので、少し便乗させてもらいました。
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最後に最後の吊りかけ駆動車1200形に乗車し藤沢へ向かいました。
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本日のイベント参加は終了です。このあと小田急に乗って帰宅しました。 夕食はイベント会場で買ったタンコロ弁当です。
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一般的な幕の内弁当でした。もう少し大船軒らしさが出ていれば良かったのですが。 今回のイベントはいつもは11月に行われる物が車両の検査のためにずれてしまったことにより気温が低く寒かった中、家族連れが多数参加され好評だったのでは無いでしょうか?また江ノ電の100形タンコロがタンコロの現役を知らない人たちにも愛されていることを感じられるイベントでした。 タンコロは昭和55年まで運用されていたそうですが、私自身、鎌倉出身で有りながらその当時は国鉄横須賀線に乗ることがほとんどで、タンコロの現役時代に乗ることが出来なかったのが非常に悔やまれます。また、現役を退いたあと、何年か、江ノ島駅の留置線上に留め置かれていたことは記憶に残ってはいるのですが、それすら撮っておけなかったことも後悔しております。タンコロと305形にはまだまだ残っていて欲しいと感じた1日でした。