美濃町線廃線旅2005年(最終回)
谷汲線の廃線跡を探訪して、その後、レンタカーで新関駅にまたやってきました。
そうえいば完乗編で関駅を紹介しそびれたので、まず最初に当時現役だった関駅を紹介します。
長良川鉄道への乗換駅でした。何か・・・どうせ数年で廃止になるだろう的な簡単に作られた駅でした、ホームも無く白線が敷かれているだけの寂しい駅。
で、本編に戻りまして美濃町線が美濃まで行っていたときは、当然この関駅は無く、新関駅から281号線横を併用軌道で北上していきます。
新関駅の次は模型的にもそして原風景を楽しめるところでも有名だった下有知駅があったところ。
この鳥居と祠の横を通るモ590はすごい絵になったことかと思います。線路跡は道路が拡張されて跡形もありません。
次は神光寺駅跡。ホームが残っています。路盤は自転車道路に変わっていました。
さらに進むと松森駅跡。ここもホームが残っていて線路は無いものの路盤が残っていました。サイクリングロードにはなっていなかったです。
この辺は1999年に廃線になっていて廃線から6年経っていたこともあって、駅跡を探すのが結構大変でした。
そして美濃駅跡に到着。駅もホームもきれいに保存されていました。
駅舎内は資料館になっていました。当時は気軽には入れたのですが、今は毎日空いているわけでも無いようです。
ホーム側にはモ600とモ510が保存されていました。(現在はこれに加えてモ570とモ870のカットボディも保存されています)
モ510の車内を見物しました。シートが無く木のベンチにになっているのがちょっと寂しいです。
こちらはモ600の車内。こちらもシートが無く、代わりに別の電車のものが設置されていました。違和感あり。
美濃町線の新関~美濃間って併用軌道があったり民家の裏をすり抜けたり、今思うと廃止になる前に乗ってみたかったですね。
非常に良い路線だったと思います。都会では楽しめないワクワク感を得られんじゃないかと。
訪問から15年経った2020年、再度、これらの場所がどうなったのか訪れてみたいなぁと思っています。先立つものがなかなか・・・